旅する禅僧

より多くの方々に仏教をお伝えし、日常の仏教を表現していきます

他も触れてみる

二回目の登場の哲真です。

今回も最後までよろしくお願いします。

 

私の住む宮城県は暑い日などもあったりしますが、涼しいと感じる日も増えてきました。秋の気配を少しずつ感じられるようになってきました。

ただ、まだまだ暑い日は続きますので、お身体にはくれぐれも気を付けてくださいね。

 

そういえば、久しぶりに松島にある瑞巌寺へ行ってきました。

瑞巌寺宮城県宮城郡松島町にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院です。伊達政宗に所縁のある寺として有名で、あの松尾芭蕉も松島を訪れた時に詣でているといわれています。平成20年(2008年)11月から平成30年(2018年)まで「平成の大修理」が行われ、2018年6月24日に落慶法要が営まれております。

 

その瑞巌寺の修理が終わったということで行ってみました。境内は整備されており、とても綺麗になっていました。その中で、沖縄出身の知り合いを含め数人で行っていたのですが、その沖縄の方がなんとも斬新というか想像しなかった言葉を発したので驚いたのを覚えています。

それは、

「日本家屋みたい!!!」

まさか、そのような感想が出てくるとは・・・。そこに場にいた人たちは、「寺院に行くのだからそのような建物を見るものだ」と思っていたためそのような感想がでることが想像できなかったのです。ただ、その沖縄の方は、自分の育った環境では見れなかった(沖縄とは違う)建物に触れられて感動していたのでした。

また、食べ物でも「ずんだ餅」にも感激していました。すりつぶした枝豆を餅に絡めて食べるものなのですが、宮城では当たり前すぎてこれが、郷土料理の一つなんだということすら忘れていたので、またまたびっくりしてしまったのです。

 

自分だけの思い込みや考えで、視野を狭くしていたなと反省させられました。

 

同じ日本人でも、育った環境により感じ方や考え方が様々でてきます。それが世の中を面白くしているのだと感じました。

 

それからは沖縄の方には、食事の違いや文化の違いなどを教えてもらい、その後は、石ノ森萬画館へ行ったりと有意義な時間を過ごすことができました。

 

普段はお寺に関係する方々とばかり話す機会が多くなりがちなので、幅広く、様々な方々と触れる機会を自ら作っていかなければならないなと感じさせれらた一幕でした。

 

f:id:tabisuruzensou:20180829112051j:plain