こんにちは、哲真です。
4月に入り暖かくなりましたね。境内には様々な花々が咲いて、外で活動することが楽しみな季節です。写真は境内に咲いていた八重桜です。
実は、ここ1年くらい片付けばかりしております。要るもの、要らないもの、使うもの、使わないものを分けて整理して、不要なものは売ったり、処分したり、また必要な方がいれば差し上げたりしています。一般的には断捨離と言うのでしょうか。コロナ禍になり、家の中を片付けする方が増えたみたいですね。その証拠に、ゴミを燃やしたり処分したりしてくれるクリーンセンターはいつも混みあっています。
断捨離を調べてみると、
[「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想である。](参照:Wikipedia)
とあります。
身軽で快適な生活というと、「ミニマリスト」とも言うらしいですね。
最近は新しい言葉を耳にすることが多くなりました。仏教では「知足」という言葉が当てはまりそうです。知足とは、「足ることを知る」ということです。今、生活ができているならば今ある物で十分ということ。それ以上のことを望むのは「欲」であります。
私は転勤の多い家庭で育ち、社会に出てからも多く引っ越しをする環境でした。その為、物は極力少なくするという生活が当たり前でした。私の物に対する判断は、「今いるのかいらないのか」「今後使うのか使わないのか」です。そうして過ごしてきたので、断捨離やミニマリストという考え方があることに驚きました。
物も古くなります。ただ保有しておくだけでも状態が悪くなります。それより喜んで使っていただける方の手元に届くようにその物を手放すことも大事だと思います。物にも手放すのに最適な時期があると思います。
常々、身の回り物を整理し快適な生活を送れるようにしていきたいものです。物を無駄にしないということが、人にも環境にも優しい生活となるのではないでしょうか。