旅する禅僧

より多くの方々に仏教をお伝えし、日常の仏教を表現していきます

体験してみては

こんにちは哲真です。

 

暑い日が続いておりますね。私が住む宮城県もやっと梅雨が明けたそうです。

これから暑い日続くと思いますのでお身体にはくれぐれも気を付けてくださいね。

 

突然ですが、これを読んでいただいている方で禅を実践していますか?

 

先日、法話を聴く機会があり、このようなことを言われました。

 

 

そこではこのような話しの内容でした。

 

禅の実践と聞いて先ず思われるのは「坐禅」だと思います。日々、坐禅をしている方々はそれを続けてください。もし、されていない方は日々の暮らしに「禅」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

僧堂(修行道場のこと)での安居中(修行中のこと)では、坐禅をする場所があり、時間があり、仲間がおり環境が整っております。

 

しかし、一般の方々はそのような環境はなく「坐禅」をするにも大変だと思います。

 

そこで、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

私は、「禅と言っても、坐禅だけでなく、食事、作務、睡眠にいたるまで全てが禅なのです。その一つ一つを大事に集中して、それだけに一所懸命取り組むことこそ禅だ」と教えられました。

 

ですから、皆様も日常の生活の中で一つ一つを大事に集中して取り組んでみてください。

 

食事では、「いただきます」「ごちそうさまでした」と言い、大事に命をいただいてください。命をいただくことで自分の命を育むことができるのです。また、背筋を真っ直ぐに伸ばすようにしてみるというもの良いです。そうすることで頭はすっきりしますし、物事の理解や判断が早くなるとも言われています。仏壇を毎朝拝むようにするでも良いです。

 

このように、一つのことを大事に一生懸命に取り組むことで自分に変化が起こってきます。そうすることで周りの方々にも変化が起こり始めます。そのような良い輪を広げて行ってはいかがでしょうか。

 

 

と以上のような内容でした。

 

 

確かに安居中の体験は私とって大きな変化をするきっかけになりました。それを日々実践していけば大きな変化につながると思います。

 

また、そのような機会を多くの寺院で提供しています。それは坐禅会であったり写経会であったりします。その機会を活かして積極的に参加することで、上記のようなことを体験することができると思います。

 

是非、試してみてくださいね。

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