皆様こんにちは。そして新年明けましておめでとうございます。俊哲です。 本年もどうぞよろしくお付き合いください。
さて、昨年中を振り返りますと、私自身は改めて海外とご縁のあった一年だったと感じます。これまで個人的に繋がり、広まっていたご縁が、昨年は組織に求められ役職を背負って海外へ行くこともありました。
今回記しますのは、昨年末に参加した仏教の国際会議での光景についてです。
昨年末、日本の仏教組織も加盟する世界的な仏教の国際会議に出席させていただきました。タイ王国の首都バンコクで開催されたこの国際会議には、私が挨拶をした方々だけでも、モンゴル・韓国・中国・台湾・ベトナム・タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア・バングラデシュ・スリランカ・ネパール・インドといった国々から参加されておりました。
今回、この大きな組織の役員改選が行われ、各国から参集した皆様とスケジュールを共にし、様々なプログラムを通じて懇親を深めることができました。
初めての参加となった私もすぐに日本の僧侶として受け入れていただき、また、各国の仏教徒の皆様と交流する中で、特に同世代とわかるとさらにもう一歩踏込んで仲良くなれたことを感じます。マレーシアや、インドネシアから来た方々からは、私がコーヒーが好きだということから、「次会うときは、私の国の美味しいコーヒーをお土産に持ってくるね」と言っていただき、温かなお気遣いも相まって、またの再会がとても楽しみになりました。ご縁が広がり、同時代に生きる仏教徒の皆様と繋がりを感じることはとてもありがたいものです。
さて、この国際会議の一番最後のプログラムは「お土産・記念品交換」です。この会のベテラン僧侶に言わせれば、この時間が一番大事なのだと言います。 それは言い過ぎかもしれませんが、ですが実際に交換は約一時間ほど続きました。初めて参加した私は、まさか一時間もかかると思わず、とても驚き、同時に「もっと効率よくできないものか」という想いを抱きました。
この会によく参加されるベテラン僧侶にそんな話をすると、「日本人はみんなそう思うみたい。俺も昔、同じこと思ってさ~、具体的に改善案まで提案したんだよね」と笑っておられました。
過去に提案したのは、クリスマスのプレゼント交換のように、それぞれが持ち寄ったお土産をランダムに交換するというものだったのだそうです。
すると、長老方から「この会のプレゼント交換は、相手を思い遣って、贈る相手を考えながら品を選ぶという費やした時間や行為も含んでいるんだよ」と言われてしまったのだそうです。
このエピソードはなんとも”仏教らしいなぁ”と思うのです。
この国際会議で行われるお土産交換は「人から人へ」という行為なのです。それは、贈り物の渡し方もそうですし、何より仏教はそうして繋がり伝わってきました。
優劣をつけるものではありませんが、クリスマスのプレゼント交換ではある種の偶然や、天から与えられたものを頂くものであり、こうした仏教の慣習と並べるとその宗教間の違いを感じるものでした。
一つ仏教的な振る舞いを学び大切に、また顔を合わせるであろう海外の友人たちに次回はそうしてお土産を準備しようと思ったことが、今回の旅の一番のお土産となりました。




