こんばんは禅信です。
食欲の秋、スポーツの秋、この季節は気温も気候も落ち着いていて
なにをするにも身体が良く動く季節だと思います。
昨年の今頃、私はボクシングを再開しました。
大学時代に下宿の近くにあったボクシングジムに通っていましたが
その時は1年ほどでやめてしまいました。
情けない限りです・・・
ボクシングの練習は自分にはとてもハードで、タイマーが鳴ると3分間必死に動きますが・・
サンドバックを叩きながらタイマーを確認するも、「2:00」
まだ1分しかたってない・・・
しばらく夢中で叩いてもう一度ちらりと確認すると「0:40」
あと40秒…
すでに息は上がり酸欠状態です、最後の15秒は心臓が口から飛び出そうになります。
サンドバッグを3ラウンド必死に叩き、続けてミット打ちを2ラウンド
ミット打ちはサンドバッグと違いリングに上がって、トレーナーの持つ
ミットめがけて指示の通りにコンビネーションを打ち込みます。
ミットを追いかけ動き回るのでサンドバック以上に呼吸が荒くなります。
この二つのメニューを終えると、マラソン大会のゴール直後の
様な状態になりしばらく休まないと次のメニューに進めません。
そんな辛い練習なので。
ジムに向かう前には一度覚悟を決めて家を出ます。
ジムの扉を開けて「挨拶にスランプ無し!」
「よろしくお願いします」大きな声で挨拶をして。
練習に入ります。
日本国内でもプロで活躍する選手が沢山いますが、
そんなプロの選手はジムでの練習の他にロードワークもこなし。
ジムでの練習も私が行う何倍ものラウンド、質のトレーニングをして
試合に臨んでいます。
私が最も好きなボクサーに、フロイド・メイウェザーという選手がいます。
2017年に引退していますが、50戦無敗で5階級を制覇した
スーパーチャンピオンです。
ファイトマネーも破格で派手な暮らしぶりから
「MONEY」と評され悪役の様に扱われることもありました。
そんなメイウェザーは試合前のインタビューで数々の名言を残しています。
有名な言葉に、
「お前が遊んでいる時、俺は練習している。お前が寝ている時も、俺は練習している。
お前が練習している時、もちろん俺も練習している。・・負けるはずがない。」
試合前日に会場のヤジに包まれた時に、
「俺は自分の技術を信じる、俺は自分の才能を信じる、もし誰も俺を信じなかったとしても自分で自分を信じる。」
といった言葉があります。
メイウェザーの発する言葉には常人には理解できないような物が沢山ありますが、
リングで勝ち続ける姿、強さには。
そんな嘘のような言葉を自分の心に信じさせて世界王者として試合に勝ち続ける。
とんでもない犠牲や練習が試合に勝つ姿の中に現れていると観て取ることができます。
自分の目標に向かって自分の心を律して努力する。
そんな彼の姿を思い出し、今日も練習を務めてきました。
世界で一番になる人たちの姿は日頃の練習はもちろんの事、
生活のすべてが競技に現れているので本当に感動を覚えます。
一年延期になったオリンピックも来年無事開催されることを願います。
スポーツの秋、身体を動かすにはとてもいい季節ですね^^