こんにちは。向月です。
暑さも和らぎ、ずいぶん秋らしい季節になってきました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、お気をつけてください。
さて、今回は私の趣味の話から一つ。
私の趣味はお風呂(温泉)です。有名な温泉地を巡ったりもしますが、地元の人しか知らないような温泉に行くことが好きです。
温泉に行けないときは、近所のスーパー銭湯などに行って楽しんでいます。
そんな趣味から、温泉ソムリエや高齢者入浴アドバイザーなどの資格を取りました。
この資格の勉強で知ったことを生活に活かせたらと思っています。
皆さんは、実は入浴中に亡くなられる方が多いということをご存じでしょうか?
年間、入浴中に亡くなられる方は、交通事故で亡くなられる方のなんと約5倍もいらっしゃます。入浴事故は特に寒い時期に多くなります。
まだまだ、暑い日もあるから大丈夫!
自分はお風呂で死ぬことはない!
そう思われている方も多いのではないでしょうか?
こんな考えが実は危ないのです。
「自分は大丈夫」「今はまだ大丈夫」といった考え方を
楽観バイアスというようです。
この楽観バイアスがあることで、根拠もないのに安全だと考えてしまいます。
しかし、最初にも書いたとおり「入浴事故」で亡くなられる方は、
「交通事故」で亡くなられる方の約5倍です。
平成30年の消費者庁の調べでは約19,000人の方が亡くなられています。
実際、私がお葬儀させていただいた方の中にもお風呂で亡くなった方がいらっしゃいました。ご家族は「まさか、お風呂で亡くなるとは」といっておられました。
亡くなる原因は様々あります。最近、ヒートショックという言葉を耳にすることがあると思いますが、これも原因の一つです。
人間は、いつどんなかたちで最期を迎えるかわかりません。
未来のことはわからないのです。
わかっていることは、生まれたからには必ず最期の時が来るということです。
しかし、わからない未来を予防することはできます。
入浴事故で亡くならないための予防は「なぜお風呂で亡くなる方がいるのか」「どうしたら入浴事故が起こらなくなるのか」という知識をつけることが大切です。
「自分は大丈夫」という楽観バイアスを取り除き、予防することです。
これは、お風呂に関したことだけではありません。
生活する中で「こんなことでは死なないだろう」という
楽観バイアスを取り除いていきましょう。
楽観バイアスを取り除いても、生まれたからにはいつか最期の時がきます。
いつかくるその時が、ずっと先になるように今できることを
一生懸命やっていきましょう。
また、別の旅では「1+1=?」について考えることがあったのですが、その話はまた今度。
(山口県 柚木慈生温泉の浴室です)